将来のことを考えると、いつもお金の不安ばかりが頭をよぎった。
子どもの教育費、マイホーム、親の介護…。考えれば考えるほど押しつぶされそうだった僕が、この状況を変えるためにたどり着いたのが「FX」だった。
この記事では、僕がFXを始めるまでのリアルな話をお伝えします。
「お金の不安で苦しい」というあなたに、ぜひ読んでほしい。
将来のお金が不安すぎて辛い。日々追い詰められていた頃の話
余裕ゼロの生活──毎月を乗り切るだけで精一杯
将来への不安は、いつも頭の片隅にあった。
特にお金の問題は、考えれば考えるほど気が重くなった。
当時は、その日を生きるだけで精一杯。生活に余裕などまったくなかった。
生活費を優先せざるを得ず、貯蓄もできない状況が続いていた。
子どもの教育費の不安──「お金がない」とは言いたくなかった

さらに、子どもたちの教育資金も気がかりだった。
二番目の娘が生まれたばかりの頃で、「なんとしてでもこの子たちを育てなければ」と強く感じていた。
だが、その思いと同じくらい、漠然とした不安も大きくなっていった。
子どもたちが成長するにつれ、どれほどのお金が必要になるのだろうかと考えると、怖くなった。
「塾に通いたい」と言われたらどうする?
「この習い事をやりたい」とお願いされたらどうする?
そのとき、自分は「お金がないから無理だ」と言わなければならないのか。
そう考えるだけで胸が苦しくなり、「もっと頑張らなければ」という気持ちと、「本当にやっていけるのか」という不安が入り混じり、押しつぶされそうだった。
マイホームや親の介護…増え続ける将来の悩み
そんな中、住まいの問題も気になり始めた。
子どもたちが成長していく記憶の中に、家という場所はずっと残るだろう。
「いつかは庭付きの戸建てを」と夢見ていたが、今の収入では到底手が届かなかった。
さらに、親の老後資金の問題も頭をよぎった。
元気なうちは話題にもならないが、老いは必ずやってくる。
もし介護が必要になったら、その費用を自分が負担できるのか。
入院や手術が必要になったとき、貯金だけで対応できるのか。
親孝行をしたいという気持ちはあるのに、現実はあまりにも厳しかった。
「旅行に連れて行ってあげたい」「美味しいものを食べさせてあげたい」
そう思っても、そんな余裕はなかった。
このままでいいのか?
自分は何も変えられないまま終わってしまうのか?
焦る気持ちばかりが募るが、何をすればいいのかさえ分からなかった。
「今の仕事を続けても、将来的な不安は消えない。だけど、何かを始めない限り状況は変わらない……」
そう考え続けるうちに、「とにかく稼ぐ方法を探さなければならない」と強く思うようになった。
お金も時間もない僕が、現状を変えるために考え始めたこと



真面目に仕事を頑張っても、お金の不安は消えなかった
現状を変えなければならないという気持ちは強かったが、具体的に何をすればいいのかが分からなかった。
とにかく仕事を頑張るしかないと思い、日々の業務には真剣に取り組んでいた。
しかし、ただ働くだけでは収入はほとんど変わらず、貯金を増やすことも難しかった。
仕事を続けながら、何か新しい道を模索しなければならないと感じていた。
だが、実際には時間にも余裕がなく、副業や新しいスキルを身につけることも簡単ではないと気づいた。
——このまま何も変えなければ、5年後も10年後も同じようなことで悩み続けるのではないか?
将来のために、何か新しいことを始めなければならなかった。
転職、副業、投資──何から手をつけるべきか分からない
現状の収入では、毎月の生活を維持するのが精一杯だった。
急な出費があれば貯金を切り崩さなければならず、将来に向けた資産形成どころではない。
「このままではダメだ」
そう思いながらも、何から始めればいいのかが分からなかった。
転職か、副業か、あるいは投資か。
いくつかの選択肢が頭をよぎったが、どれも決して簡単ではないことはすぐに理解できた。
転職をするにしても、すぐに給料が増える保証はない。
副業を始めるとしても、時間やスキルの問題がある。
投資にしても、まとまった資金がなければ大きなリターンは期待できない。
「とにかく、何かを始めなければ……」
そう考えたとき、まずは情報を集めることから始めることにした。
収入を増やす方法を探して迷走──株、仮想通貨、FXとの出会い
株式投資は難しかった。資金がなければ増えない現実



将来への不安を解消するには、今の収入だけに頼るのは限界だ。
「何としてでも収入を増やす方法を見つけたい」と強く感じ、投資や副業について調べ始めた。
最初に興味を持ったのは「株」だった。
個別株に挑戦し、試しに数万円分を購入した。
株探などを参考にしながら、PERやPBRといった覚えたての知識で銘柄を選び、実際に買ってみた。
それからは毎日、スマホの株価チェックアプリで値動きを監視した。
しかし、何日経ってもほとんど動かない。せいぜい数%の変動だった。
「こんな調子では埒が明かない」とあきらめて売った瞬間、皮肉にも株価が急騰した。
こんなことを何度も繰り返し、「これではとても増やせそうにない」と感じるようになった。
また、まとまった資金がなければ利益を大きく増やすのは難しい。
株価が動いても数%の世界で、仮に10万円投資しても利益はせいぜい数千円しか出ない。
信用取引という手法も考えたが、それを始めるには最低でも30万円ほどの資金が必要だった。
もしそのお金が一瞬で飛んでしまったら、投資どころか生活が破綻するリスクがある。
資金がない自分にとっては向いていないと判断し、あきらめざるを得なかった。
その一方で、少額から始められるNISAで投資信託にも取り組んでいた。
NISAが始まったころにコツコツと積み立てを開始した。
しかし、投資信託は長期でじっくり増やすためのものだった。
「今すぐに収入を増やしたい」と焦っていた自分にとっては、なかなか満足できる手段ではなかった。
仮想通貨で一攫千金を夢見たけれど、現実は甘くなかった



次に試したのが仮想通貨だった。
2016年ごろ、仮想通貨市場が急成長を始め、バブルが起きそうな雰囲気があった。
「草コイン」と呼ばれるマイナーな通貨がもてはやされ、多くの人が市場に参入していた。
自分もその流れに乗り、XRP(リップル)を30万円分購入した。
すると、そこから本格的な仮想通貨バブルが始まり、資産が急激に増えていった。
一時は評価額が400万円近くにまで跳ね上がり、「これで人生が変わるかもしれない」と本気で思った。
だが、その夢は長く続かなかった。
バブルはあっという間に崩壊し、急騰した価格は気づけばどんどん下落していき、最終的には元の30万円に戻ってしまった。
この経験を通じて、「相場の世界でお金を増やすには、運任せではダメだ」と痛感した。
短期間で利益を出せる可能性は確かにあるが、そのためには明確な戦略が必要だと強く感じるようになった。
FXとの出会い──少ない資金で短期間に稼げる可能性に惹かれて



そんなときに目に留まったのが「FX」だった。
FXには、他の投資にはない魅力がいくつもあった。
まず、レバレッジを使えば少額の資金でも大きな金額を動かせることだ。
株式投資のように数十万円も必要なく、数万円からでも始められるという点に惹かれた。
さらにFXは24時間取引が可能だった。
株式市場は昼間の限られた時間しか取引できないが、FXなら仕事の合間や夜中でもトレードができる。
これなら自分のライフスタイルに合わせて無理なく取り組めると思った。
そして、何よりもFXには「スピード感」があった。
他の投資では資産を増やすのに何年もかかるが、FXなら短期間で売買を繰り返すことで、資金を高速で増やせる可能性があった。
「普通のやり方をしていたら、この状況を変えるのに何年もかかる。それでは遅すぎる」
そう思ったとき、FXの存在がより魅力的に感じられた。
株や仮想通貨では失敗続き…そんな僕がFXを選んだ理由と、その先に待つ現実
将来の不安を解消するために、僕は株や仮想通貨にも挑戦したけれど、うまくいかなかった。
そんな僕が最後に辿り着いたのが、少ない資金でも短期間で利益を狙える「FX」という投資だった。
だけど、FXに飛び込むのは簡単じゃない。
「リスクが大きい」「初心者が手を出すと危険だ」と言われ続け、それでも僕は最後の望みをかけてFXを始める決意をした。
次回は、僕が実際にFXを始めて、最初のトレードで資金が倍になった驚きの体験をお伝えします。
その成功が、まさかあんな落とし穴に繋がっているなんて──。
▼【次回の記事はこちら】
FXは危険だと知っていたのに──初心者だった僕が初トレードで資金を倍にした体験談



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