FX検証ツールを使っても勝てない?──手法を信じられなかった僕の失敗の本質

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「トレードで勝てないのは、手法を信じきれていないから──」
そう気づいた僕は、自分のルールに自信を持つために、検証にのめり込んだ。

でも、静止したチャートを眺めるだけの手動検証では、
リアルな判断力は養えない。

そんな限界を感じていた僕にとって、
「フォレックステスター」というツールは、まさに“最後の希望”だった。

過去チャートを自由に動かし、本番さながらのトレードができる。
「これがあれば、自分を納得させられる手法が作れるかもしれない」

そう思って導入したFT(フォレックステスター)
しかし、思いもよらない現実を突きつけてくる…

手法を信じたいのに、検証すればするほど迷いが深まっていくのは、なぜなのか?

そして僕が「商材購入」という選択に至るまでの苦悩とは──

この記事では、希望と挫折が交錯した「検証ツールとの向き合い方」について、
僕のリアルな体験を綴っていきます。


▼ 前回の話をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

FXで勝てないのは検証不足だと思ってた。でも、やっても迷いは消えなかった

目次

FX初心者はなぜルールを守れないのか?──“信じる手法”の欠如が引き起こす壁

光の差すトンネルの出口に向かって歩く人物。迷いの中に差し込んだ一筋の希望を象徴する。

「検証しても信じきれない」僕の違和感と限界

「この手法で勝てる」
そう確信できなければ、どんなにルールを決めても守りきれない──
それが、僕がたどり着いた答えだった。

勝てるかどうかを確かめるには、やはり検証しかない。
でも、手動での過去チャート検証には限界があった。

静止したチャートの上ではエントリーポイントは見えても、
リアルな場面でそれが同じように判断できるかは別問題だった。

「もっと実践に近い形で検証できたら…」
そんな思いが、ずっと頭の片隅にあった。

そこで浮かんだのが、フォレックステスター(FT)というツールだった。
過去のチャートを動かしながら、実際のようにトレードできるらしい。

もしそれが本当なら、ようやく“納得できる検証”ができるかもしれない。

この瞬間、僕の中でひとつの希望が芽生えた──。


前回の検証編はこちら


フォレックステスター導入で見えた希望と落とし穴

朝露と光がぼやけて写る幻想的な風景。新しい検証ツールにかけた希望をイメージ。

トレード経験が積めないジレンマ──練習したいのにチャンスが来ない

FXを始めた頃、僕は「とにかく実戦経験を積まなければ、絶対に勝てるようにはならない」と信じていた。
書籍やブログ、SNSでも「トレードは経験こそがすべて」という声をよく目にしたからだ。

しかし、実際にはその「経験」を積むのが、想像以上に難しいことに気づいた。

僕が主に行っていたデイトレードは、一日にエントリーできるチャンスが非常に限られている。
チャートを見続けても、エントリーしたくなる場面が一度も訪れない日も珍しくなかった。

だからといって、初心者がスキャルピングに挑戦するのも現実的ではない。
スキャルピングは経験者向きで、高速な判断と集中力が求められる。

初心者が短時間で多くの経験を積もうとしても、
それ自体が大きなリスクになってしまう。

「経験を積むためにはトレードが必要なのに、
そのトレードをするための経験が足りない」
という矛盾した状況に、
僕は長く苦しめられていた。

自分のペースで練習できる!過去検証ツールにかけた希望

そんなジレンマに悩んでいたとき、
僕が偶然出会ったのが「フォレックステスター(FT)」という検証ツールだった。

FTの魅力は、過去のチャートを自由に動かして、
本番さながらのトレードを何度も繰り返せることだ。

これならば、実際のトレードチャンスを待つ必要がない。
仕事が終わったあとでも、週末でも、自由に何度でもトレードの練習ができる。

初めてFTを知ったとき、僕は心から期待した。
「これでようやく自分のトレードに自信を持てるようになるかもしれない」──
そんな希望を抱きながら、僕はこのツールを手に入れたのだ。


検証を重ねるほど、手法への迷いが深まっていく

閉ざされた扉のある無機質な空間。繰り返しても開かない突破口を象徴

同じ条件なのに毎回違う結果──自信を失っていった日々

FTを導入してすぐ、僕は毎日のように過去チャートを動かし、トレードを繰り返した。
当初はその練習が楽しく感じられたし、充実感もあった。

しかし、何度も繰り返すうちに、予想もしていなかった問題が浮かび上がった。

同じ条件で検証しているはずなのに、なぜか毎回結果がバラバラになってしまうのだ。

昨日まで利益を出していたルールが、今日は突然まったく通用しなくなる。
その繰り返しが続くうちに、自分が信じていた「検証」という行為そのものに、
徐々に疑問を持つようになっていった。


「ルールはあるのにブレる…」その原因は“主観”だった

FTを使って毎回同じルールでトレードしているはずなのに、
結果はまるで違うものになる。なぜこんなことが起きるのかを考え続けたが、
なかなか答えが見つからなかった。

でも、ある日、ふと気づいたことがある。

「トレードの判断は、結局のところ、自分自身の主観や感情に大きく影響されている」

どれだけ同じルールを使おうとしても、
その日の体調や気分、直前のトレードの結果によって、
微妙にエントリーや決済の判断がずれてしまう。

完全に客観的なトレードを再現することは、
自分には到底できないと悟ったのだ。

FTを導入すれば解決すると思っていた問題は、
むしろFTを使うことでよりはっきりと見えるようになってしまった。

“自分の手法”を作りたかった…でも時間が足りなかった現実

傾いた砂時計。時間が足りない焦りと、努力の限界を象徴するイメージ

生活と検証の両立に限界──たどり着いた結論

毎回違う結果になるのは、自分が明確なルールを持っていないからだ──
そう考えた僕は、もっと詳細で細かなルールを作る必要があると思った。

だが、それは自分で「手法そのもの」をゼロから作り上げる作業だった。

数ヶ月、数年分のチャートを隅々まで検証し、
膨大なデータを蓄積しなければいけない。
それを日常生活の隙間時間でやろうとしても、とても終わりが見えなかった。

そして、あるとき強く感じたのだ。
「これ以上自力でやるのは、現実的に不可能だ」と──。


“商材=詐欺”という偏見が消えなかった僕の葛藤

曇った窓越しに差し込むわずかな光。不信感と迷いの中にある心情を表現したイメージ

「騙されるかもしれない」という不安

自分で手法を作り上げることが難しいと感じた時、
僕の頭に初めて浮かんだのが、「商材を買う」という選択肢だった。

しかし、僕には「商材」に対して強烈な抵抗感があった。
FX界隈では、「商材=詐欺」というイメージが強く根付いている。

「高額なのに中身は空っぽ」「利益が出るのは売っている人だけ」──
そんな否定的な言葉ばかりが頭をよぎった。SNSでも「商材は無意味」という声を何度も見てきた。

だからこそ、商材を買おうかと考え始めた自分に、
強い嫌悪感や罪悪感さえ覚えた。


それでも“他人の手法”に賭けた理由

それでも、他に選択肢がなくなっていた僕は、
「本当にこれが最後の手段だ」と自分に言い聞かせた。

慎重に選べば、自分でゼロから作るより効率的かもしれない。
販売者が膨大な時間をかけて作った手法を、僕はもう信じるしかなかった。

希望というより、「これでダメならもうやめるしかない」という気持ちが強かった。
この決断は、自分にとっては「敗北宣言」に近かったけれど──
それでも、迷い続けて前に進めないよりは、一歩踏み出すほうがマシだと思えた。

これでダメならやめる──商材購入に込めた最後の覚悟

うっすらと光が差す静かな空間。覚悟を決めた後の静けさと前向きな余韻を象徴する

「信じるものが欲しかった」僕の本音

商材の購入を決めた瞬間、僕は
「これが本当に最後だ」という決意を自分自身に強く言い聞かせた。

正直なところ、その時の僕には自信も希望もほとんど残っていなかった。
ただ、こう思った。

「これをやりきったら、自分を納得させてFXをやめられるかもしれない」

商材を買うことで、これまで迷っていた部分をすべて取り払おうと思った。
もうこれ以上、自分の手法を作り上げるために迷走する必要もない。
信じられるかどうかは別として、
一度、他人の検証済みの手法を本気で試してみたい。

この選択が間違っていたとしても、それならそれでFXに対する諦めがつく。
そうすれば、ようやく次の人生に進むことができるだろう。

購入を決めたその時の心境は複雑だった。
後悔や迷い、期待や不安が入り混じっていたけれど、
何よりも「これで終わりにできる」という安堵感が強かったように思う。


次回予告|最後の手段に託した、僕のFX最終章

次回は──。

僕が最後の覚悟を込めて手にした「商材」。
果たしてそれは、信じるに足る“本物の手法”だったのか。
それとも、また新たな迷いを生む“罠”だったのか──。

トレードの終着点を決めたつもりだった僕が、
その後に直面した“リアルな現実”と心の揺れを綴ります。

→ 商材に賭けた僕の「最終章」、次回へ。


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