FXを始めたのは、お金の不安を解消したかったから。
でも、どれだけ努力しても結果が出ず、気づけば6年間、勝てないまま迷い続けていました。
このまとめ記事では、「FX初心者が勝てずに悩み、やがてやめる決断に至るまでの全記録(全9話)」を、ストーリー形式で振り返ります。
手法を変えても勝てない。
記録をつけても変わらない。
メンタルを整えても、また同じことを繰り返す。
「FXで勝てないのは、何が原因なのか?」を追い求めた日々が、ここには詰まっています。
実際に僕が試したのは、トレード記録・検証・メンタル対策・FX商材など、考えられるすべての方法。
それでも勝てなかった僕が、最後にたどり着いたのは、
「FXはメンタルじゃなかった」という、ひとつの結論でした。
もし今、FXで悩んでいるなら。
この全記録が、あなた自身の“次の判断”の参考になれば幸いです。
【第1話】お金の不安からFXを始めた。でも、この時はまだ何も知らなかった…

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👉【第1話】お金の不安からFXを始めた。でも、この時はまだ何も知らなかった…
将来のことを考えると、いつもお金の不安が頭を離れなかった。
子どもの教育費、マイホーム、親の介護──。人生のあらゆるタイミングにお金が必要で、そのプレッシャーは年々強まるばかりだった。真面目に働いても、現実は何も変わらない。月末をどう乗り切るかで精一杯で、貯金はできず、将来に備えるどころではなかった。
特に、子どもに「お金がないから無理だ」と言う自分の姿だけは、どうしても想像したくなかった。夢を持たせたい、好きなことをやらせてあげたい──その一心で「何とかして現状を変えたい」と強く願うようになっていった。
投資や副業、転職といった選択肢を一つずつ調べながら、たどり着いたのが「FX」だった。
少ない資金でも始められて、短期間でお金を増やせる可能性がある。さらに24時間取引できることも、限られた時間の中で動ける自分にとっては大きな魅力だった。
それが、僕の「FX」という世界への第一歩だった。
「お金の不安を解消したい」──その思いが、僕を動かした
第1話では、僕がFXにたどり着くまでの背景を赤裸々に描いている。
日々の生活費に追われ、貯金もできない状況。子どもの将来や親の老後、そしてマイホームの夢……全てが重くのしかかり、「今のままではいけない」という焦りばかりが募っていった。
株も仮想通貨も経験したが、資金力がない自分にはハードルが高かった。仮想通貨で一度は資産が急増したが、その後の暴落で痛みを知った。そして、少ない資金でもスピード感を持って増やせる「FX」に、最後の望みを託した。
この時点では、まだFXの本当のリスクや自分の覚悟の浅さに気づいていなかった──。
株でも仮想通貨でもダメだった僕が、最後にFXにかけた理由
転職、副業、投資……何を選んでも簡単には結果が出ない。
株は数万円では成果が出ず、信用取引も資金的に難しい。仮想通貨では一時的な成功を経験するも、バブル崩壊ですべてを失った。
そんな中で出会ったのがFX。レバレッジを使えば少額でも大きな取引ができ、24時間取引可能という点も魅力だった。仕事終わりの時間でもチャンスをつかめるかもしれない──そう思った。
「このまま普通の生活を続けていても、何年経っても何も変わらない」。
そう思ったとき、FXの持つ即効性にすがりたくなった。
この選択が、良くも悪くも僕の人生を大きく動かすことになる。
次回予告|【第2話】FXは危険だと知っていたのに──初心者だった僕が初トレードで資金を倍にした体験談
「初心者が手を出すと危ない」と言われ続けたFX。
それでも僕は、最後の希望を抱いて、年末に口座を開設。
すると、初めてのトレードでまさかの“資金2倍”──。
「もしかしたら、いけるかもしれない」
その感覚が、FXへののめり込みと、やがて始まる“負けのループ”を呼び寄せる。
次回は、そんな驚きと落とし穴が詰まった“初トレード体験”をお届けします。
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【第2話】FXは危険だと知っていたのに──初心者だった僕が初トレードで資金を倍にした体験談



【第2話】FXは危険だと知っていたのに──初心者だった僕が初トレードで資金を倍にした体験談



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👉【第2話】FXは危険だと知っていたのに──初心者だった僕が初トレードで資金を倍にした体験談
「FXは危ない」
そう思っていた僕が、初めてのトレードで資金を倍にした。
でも、それがすべての“始まり”だった。
この記事では、FXの怖さを感じながらもチャレンジする決意を固め、初トレードで信じられない成功を経験した僕の体験をまとめている。
ほんの一瞬でお金が増えたことで、「この世界でなら人生を変えられる」と思い込んだ僕は、そこからFXにのめり込んでいく。
──でも、もちろんその先に待っていたのは、成功とは真逆の現実だった。
「何もしないリスク」が僕を動かした。FXに踏み出すまでの葛藤と決断
最初からFXに期待していたわけじゃなかった。
むしろ、怖かった。
SNSでは「資金を全部溶かした」「借金を抱えた」という話ばかりが目に入ったし、親からも「危ないからやめておけ」と言われていた。
でも、それでもやらなきゃと感じたのは、「何も変えられない自分」への焦りだった。
まわりの友人たちは安定した仕事に就き、着実にキャリアを積んでいた。
一方の自分は、将来が見えない職歴のまま、ただ時間が過ぎていく毎日。
何かを変えたくて、でも何をすればいいのか分からない。
そんな状態で、僕は「とにかく一歩踏み出さなきゃ」と思い、年末にFXを始めた。
初トレードで資金が倍に。あまりにも“都合のいい成功体験”が生んだ過信
FXデビューの初日、僕はスマホでポンド円のショートエントリーをした。
その瞬間、相場が急落。
あっという間に利益が増えて、わずか数分で1万円が2万円に増えた。
このとき、僕の中の何かが変わった。
「これがFXの世界なのか」
「こんなに短時間で増えるなら、本気でやれば人生が変わるかもしれない」
そう思った僕は、そこからFXの勉強を始めた。
でも、今振り返ると、この“都合よくできすぎた成功”が、むしろ僕を見誤らせたんだと思う。
「自分には才能があるかも」なんて勘違いしてしまったから。
それが、このあと地獄にハマるきっかけになった。
次回予告|【第3話】FX初心者がハマる「勝てないループ」の正体。手法を変えても勝てない本当の理由
初トレードで成功した僕は、「やっぱりFXで稼げる」と思い込んでいた。
でも、その後待っていたのは、何をやっても勝てなくなる“ループ地獄”だった。
勝てない。
だから手法を変える。
でもまた勝てない。
そんな日々を延々と繰り返していく。
次回は、なぜ初心者がこの「勝てないループ」にハマってしまうのか──そのリアルな体験をもとに掘り下げていく。
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【第3話】FX初心者がハマる「勝てないループ」の正体。手法を変えても勝てない本当の理由



【第3話】FX初心者がハマる「勝てないループ」の正体。手法を変えても勝てない本当の理由



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👉【第3話】FX初心者がハマる「勝てないループ」の正体。手法を変えても勝てない本当の理由
「これならいけるかも」と思った手法が、いつのまにか通用しなくなる。
勝てない。
だからルールを変える。
でもまた負ける。
そんな“勝てないループ”を、僕は何度も繰り返してきた。
今回は、そのループの構造を自分の実体験から丁寧に振り返る。
そして、トレードで心が壊れていった過程と、それでも僕が「やめられなかった理由」を正直に書いた。
初心者の誰もが一度は通るであろう、あの苦しみを言葉にしたつもりだ。
「微調整」が地獄の始まりだった。手法を信じられなくなるまでの過程
最初はルールを守っていた。
でも、ちょっとした負けが続くと、「この条件、外した方がいいかも」「時間帯を変えればいいかも」と、微調整を始める。
その瞬間から“ルール”は崩れ始める。
気づけば「なんとなくエントリーしたくなるタイミング」で入るようになり、もはや感覚トレードに逆戻り。
負けるたびに手法を変え、また負けては新しい方法を探す──。
その無限ループが、気づかぬうちに自分を追い詰めていく。
「なぜ勝てないのか」を考える前に、「また負けた自分」ばかりを責めていた。
その構造に気づけなかった僕は、何度も同じ場所を回り続けていた。
心が壊れそうになるほど苦しかった。なのにやめられなかった理由
トレード後の後悔。
「どうしてまたルールを破ったんだろう」
「なぜ冷静になれなかったんだろう」
そんな自責の念が押し寄せて、何度も自己嫌悪に陥った。
そして、家族の顔が浮かぶたび、胸が痛んだ。
「自分は何をやっているんだろう」
そう思っても、またチャートを開いてしまう。
もうFXはお金のためじゃなかった。
“自分を試す道具”みたいな存在になっていた。
そんな自分を変えたくて始めたのが、「トレード記録」という習慣だった。
でもその記録も、また新たなループを生み出してしまうことになるとは、まだこのときは気づいていなかった。
次回予告|【第4話】FXのトレード記録は意味がなかった?続けても勝てなかった僕がたどり着いた“本当の課題”
トレード記録をつければ、自分のクセやミスが見えてくる。
そう信じて、毎回のエントリー理由や感情を細かく書き残した。
でも、記録を続けてもなぜか勝てなかった。
僕が見落としていた“本当の問題”は、記録の中にはなかったんだ。
次回は、「努力しても勝てない理由」をさらに深く掘り下げていきます。
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→ 【第4話】FXのトレード記録は意味がなかった?続けても勝てなかった僕がたどり着いた“本当の課題”



【第4話】FXのトレード記録は意味がなかった?続けても勝てなかった僕がたどり着いた“本当の課題”



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👉【第4話】FXのトレード記録は意味がなかった?続けても勝てなかった僕がたどり着いた“本当の課題”
「記録をつければ勝てるようになる」
それを信じて、僕は毎回のトレードを細かく書き残していた。
通貨ペア、エントリー根拠、損益、チャート画像、そして反省――
けれど、何度記録しても、結果は変わらなかった。
ルールを守れないまま、感情に振り回されて、同じ過ちを繰り返す。
この記事では、「記録をしても勝てなかった理由」と、
そこから“心”に目を向けるようになった過程を振り返る。
「記録を続けても勝てない」その原因は“意志の弱さ”ではなかった
最初は、「みんなやってるから」という動機で記録を始めた。
Excelに通貨ペアや損益を残し、チャート画像を貼り、ルール通りに振り返っていた。
でも、振り返るたびに出てくる言葉は、「今回もルールを守れなかった」ばかりだった。
「次こそは」と毎回誓うのに、相場を目の前にすると、またブレてしまう。
これは意思の問題なのか。
そう思って自分を責め続けたけれど、どれだけ記録しても変われない現実に直面するたび、
だんだんと「自分をコントロールできない」という苦しさが積み重なっていった。
冷静な分析よりも先に必要だったのは「感情との向き合い」だった
記録を重ねても、変わるのは“知識”だけだった。
肝心の“行動”が、いつまでも変わらなかった。
感情に飲み込まれてルールを破り、
また同じ反省を書き、
また自分に怒り、
そして、またチャートを開いてしまう。
そんな自分を止められない苦しさの中で、
ようやく僕は「メンタルに原因があるのかもしれない」と思い始めた。
記録は大切だった。
でも、それだけじゃ足りなかったんだ。
「心の揺れ」と向き合わなければ、
どんなに知識があっても意味がない。
そう気づいたのが、この時期だった。
次回予告|【第5話】FXで勝てないのはメンタルのせい?──僕がルールを守れなかった本当の理由
記録を続けても、変われなかった。
次こそはと願っても、感情に支配されて、同じ過ちを繰り返す。
「どうすれば、自分の心をコントロールできるのか?」
そう考え始めた僕は、メンタル強化に向き合う決意をした。
次回は、感情とどう向き合ったのか、
そしてその試行錯誤の日々についてお伝えします。
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【第5話】FXで勝てないのはメンタルのせい?──僕がルールを守れなかった本当の理由



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👉【第5話】FXで勝てないのはメンタルのせい?──僕がルールを守れなかった本当の理由
「感情をコントロールできれば、FXはうまくいく」
そう信じて、僕はメンタルを整える努力を徹底的にやってきた。
瞑想、ルーティン、SNS断ち、読書……
でも、連敗が来るたびに崩れてしまう自分がいた。
この記事では、「メンタルが原因」だと思っていた僕が、
実は“手法への不信感”こそが本当の問題だったと気づいた経緯を語る。
そして次回から、僕が踏み出した「検証」の道のりをたどっていく。
「メンタルが弱い」の正体は、“信じられない手法”だった
勝てないのはメンタルのせい。
ずっとそう思って、感情を整える努力を重ねてきた。
でも、ルールを破る自分を止められない理由は、別にあった。
それは、手法への「不信感」だった。
「これで本当に勝てるのか?」
エントリーのたびに生まれるその迷いが、感情を揺らし、ルールを崩壊させていた。
つまり、自分に足りなかったのは“メンタル”ではなく、“確信”だった。
信じられる手法がなければ、どんなに冷静でも、FXでは戦えない。
この気づきが、自分の中で大きな転機になった。
メンタルの安定に必要だったのは、“根拠あるルール”だった
「負けても大丈夫」と思えるためには、理由が必要だった。
ただ「次は頑張ろう」では、感情に飲まれて終わる。
僕が必要としていたのは、「このルールなら勝てる」と心から言える根拠だった。
そのためには、過去チャートを使って検証し、数字で確かめる必要があった。
何回中何回勝てているのか。
どういう場面で負けているのか。
その積み重ねが、「信じられるルール」を作ってくれる。
そしてようやく、僕はメンタルではなく「検証」へと意識を向け始めた。
次回予告|【第6話】FXで勝てないのはメンタルじゃない──僕がたどり着いた“手法への疑い”と検証の限界
手法を信じきれなかったから、メンタルは崩れていた。
それに気づいた僕は、「確信」を持てるルールを作るために、過去チャートの検証に取り組み始めた。
でもそこで待っていたのは、理屈では片付けられない新たな壁だった。
次回は、「検証」に向き合う中で僕が感じた限界と、
それでも続けようとした“最後の努力”について書いていく。
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→ 【第6話】FXで勝てないのはメンタルじゃない──僕がたどり着いた“手法への疑い”と検証の限界



【第6話】FXで勝てないのは検証不足だと思ってた。でも、やっても迷いは消えなかった



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👉【第6話】FXで勝てないのは検証不足だと思ってた。でも、やっても迷いは消えなかった
ルールが守れないのは、メンタルの弱さのせい。
ずっとそう思っていた僕は、あらゆる感情対策を試した。
でも、どうしても崩れてしまう。
そんな中で気づいたのは、「手法への不信感」が根本にあるということだった。
信じていないルールは、どんなに整えたメンタルでも守れない。
だから僕は、過去チャートを使って「手法を信じるための検証」を始めた。
この記事では、その地道な手動検証から、フォレックステスター導入に至るまでのリアルな過程をまとめている。
本気でFXと向き合っている人にこそ、届いてほしい体験談。
手法に“確信”を持てなければ、どこまでも迷いは消えない
最初はメンタルのせいだと思っていた。
けれど実は、「本当にこの手法でいいのか?」という迷いこそが、ルールを破らせていた。
不信感を抱いたままでは、どんなに冷静を装っても判断はブレる。
だから僕は、「自分で信じられる手法」を持つために、過去チャート検証を始めた。
MT4を使って、パターンを見つけて、画像にまとめて…。
努力を重ねるほど、「これなら勝てる」と思える瞬間もあった。
でも、リアルな相場ではその自信があっさり崩れる。
やがて、「止まったチャートでは限界がある」と痛感し、僕は検証ツールにすべてを託すことにした。
手法への“確信”を持つために。僕が選んだ最後の方法
止まったチャートは過去を振り返るには便利だけど、動いている相場では通用しない。
そう感じた僕は、よりリアルに近い練習ができるフォレックステスターに望みをかけた。
エントリーも決済も、まるで本番のように操作できる環境。
しかも、勝率や損益までデータで可視化される。
これなら信じられるルールを作れるかもしれない。
高価なツールだったけど、「これでダメなら諦めよう」と思うほどの覚悟で購入した。
信じられる手法があれば、きっと迷いは消える──そう信じて、僕は最後の一歩を踏み出した。
次回予告|【第7話】FX検証ツールを使っても勝てない?──手法を信じられなかった僕の失敗の本質
検証すれば自信が持てる。
そう思って導入したフォレックステスター。
でも、そこで待っていたのは想像以上に深い“迷い”だった。
次回は、ツールを使ってもルールを守れなかった僕が直面した、検証の落とし穴について語ります。
▼次のエピソードを読む
→ 【第7話】FX検証ツールを使っても勝てない?──手法を信じられなかった僕の失敗の本質



【第7話】FX検証ツールを使っても勝てない?──手法を信じられなかった僕の失敗の本質



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👉【第7話】FX検証ツールを使っても勝てない?──手法を信じられなかった僕の失敗の本質
「これで勝てるはずだ」と信じたくて。
手法に“確信”を持つために、僕は検証にすべてをかけた。
静止したチャートでは限界があると感じ、最後の希望として導入したのがフォレックステスター。
過去チャートを動かしながらトレードできる、実戦に近い検証ツールだった。
だけど──。
そこでも僕は、迷いと葛藤の渦に飲まれていく。
同じルールでも結果が安定せず、信じきれないまま崩れていく自信。
そして僕は「商材購入」という、最終手段にたどり着いた。
この章では、検証でさえ埋められなかった“迷いの正体”と、その先にあった覚悟の物語をお届けする。
検証ツールでも解消できなかった“ブレる自分”と向き合った日々
手動検証では限界があると感じて、フォレックステスターを導入した。
これなら、自分の手で動かしながらリアルに近い練習ができる。
しかも、勝率やPFなどのデータも自動集計される。
「これでようやく、自信を持って使える手法が見つかるかもしれない」
そう期待して、僕は検証に没頭した。
だが、問題は別にあった。
同じルールなのに毎回違う結果になる。
判断がズレるのは、結局“主観”が入っているからだった。
気分や流れに左右され、ルールがブレてしまう。
検証ツールを使っても、メンタルのブレが消えるわけではなかった。
「自分だけの手法を作るしかない」と思っていたけど、
生活と両立しながら膨大なデータを積み上げるのは現実的ではなかった。
そのとき初めて、“他人の手法を学ぶ”という選択肢が浮かんだ。
「信じるものが欲しかった」──商材購入という覚悟の選択
商材に対して、僕はずっと偏見を持っていた。
「高額で中身はスカスカ」「詐欺まがいが多い」──そんな話ばかりを見てきた。
でも、自分でルールを作るにも時間が足りない。
検証しても確信が持てない。
もう、どうしようもなかった。
だからこそ、最後の覚悟で商材を手に取ることにした。
信じたかった。
迷いたくなかった。
「これを最後にして、前に進もう」──そう思って、購入を決めた。
もちろん、期待と不安はあった。
でもその奥には、少しの希望と、終わらせたいという安堵感があった。
これで勝てなかったら、潔くやめよう。
そう心に決めていた。
次回予告|【第8話】FX商材で最後の勝負──それでも勝てなかった僕が“やめること”を考えた日
「本物の手法」がそこにあると信じた。
でも、結果は──。
次回は、僕が商材にすべてを託し、そして見た“現実”について書いていく。
信じることで救われるのか、それともまた傷つくだけなのか。
FXの“終わり”が、少しずつ近づいていく。
▼次のエピソードを読む
→ 【第8話】FX商材で最後の勝負──それでも勝てなかった僕が“やめること”を考えた日



【第8話】「FX商材で最後の勝負」──それでも勝てなかった僕が“やめること”を考えた日



▼本編はこちら
👉【第8話】「FX商材で最後の勝負」──それでも勝てなかった僕が“やめること”を考えた日
もう、自分の手で手法を作るのは無理かもしれない。
そう感じた僕は、最後の頼みとして“FX商材”を手に取った。
「詐欺かもしれない」「失敗したら終わり」
そんな不安と覚悟を抱えながら、それでも賭けてみた。
結果は──
努力を重ねても、またしても積み上がった利益は連敗で消えた。
それを何度も繰り返すうちに、心は少しずつすり減っていった。
気づけば、“やめる”という言葉が、静かに心の中に浮かんでいた。
今回は、僕が商材という「最後の手段」にすべてを託し、
それでも結果が出ず、「FXの終わり」を意識し始めた瞬間を綴ります。
独学も検証もやり尽くして…最後に頼った“商材”が見せたリアルな限界
どんなに努力しても、自分で手法を作るには限界があった。
検証ツールを使っても毎回結果はバラバラ。
「信じきれるルール」を作るのは、想像以上に時間も知識も必要だった。
そこで僕は、ずっと避けてきた“商材”という選択肢に手を伸ばした。
期待と疑いが入り混じる中、半年以上かけて丁寧に取り組んだ。
でも、商材は肝心な“エントリーポイント”が曖昧だった。
「ここ」と思える場所が分からず、何度も迷い続けた。
やっと利益が出ても、少しの連敗でまたすべてを吐き出してしまう。
それを何度も、何度も繰り返すうちに、
「ああ、これもきっとダメだ」
そんな確信が胸に広がっていった。
「すべてをやり切った」からこそ、終わりを受け入れられた
僕はこの商材に、心の底から向き合った。
毎日トレードノートをつけて、勝率も記録して、自分なりに真剣に取り組んだ。
でも、半年以上続けても何も変わらなかった。
見返した商材の中身は、基礎知識と精神論で埋め尽くされていて、
肝心な“勝てる具体性”がまるで見えなかった。
そして、ある日ふと気づいた。
「もう、これ以上やっても変わらないかもしれない」
その瞬間、心がふっと軽くなった。
やっと、「やめる」という選択肢を、自分で受け入れられるようになっていた。
それは逃げではなく、納得した終わり。
“ここまでやった”という感覚が、ようやく自分を許してくれたのだ。
次回予告|【第9話】FXをやめた僕があなたに伝えたい──“たったひとつの問い”
「もう十分だ」と自分に言えるまでに、6年かかった。
FXをやめることは、敗北じゃなかった。
むしろ、自分の限界を受け入れる“決断”だった。
次回は、僕がFXをやめた理由、
そして、その先で見えてきた“本当に大切なこと”についてお話しします。
▼次のエピソードを読む
→ 【第9話】FXをやめた僕があなたに伝えたい──“たったひとつの問い”



【第9話】FXをやめた僕があなたに伝えたい──“たったひとつの問い”



▼本編はこちら
👉【第9話】FXをやめた僕があなたに伝えたい──“たったひとつの問い”
「もうやめよう」と口にした瞬間、心の中に、静かな確信があった。
それは逃げではなく、納得した“終わり”の選択だった。
6年という歳月。
努力も、工夫も、試行錯誤も、やれることはすべてやったつもりだった。
それでも勝てなかった。
最後に残ったのは、「これ以上やっても、変わらないかもしれない」という感覚だった。
そして今、あなたにだけは伝えたい。
もし迷っているのなら、自分に“ある問い”をしてほしい。
この最終話では、僕のFXとの別れの理由と、そこから得た大切な気づきを綴ります。
すべてをやり切ったからこそ選べた「終わり」という決断
6年間、あらゆる方法を試してきた。
トレード記録、メンタル強化、過去検証、検証ツール、商材──
どれも本気で取り組んだ。
その中で最後まで手をつけられなかったのは、“人との関わり”だった。
孤独でも構わないと思っていたけれど、
本当に必要だったのは、正解に気づかせてくれる誰かだったのかもしれない。
それに気づいたときには、もう心が限界に近づいていた。
時間は過ぎていき、気力も資金も失われ、
振り返った先に残っていたのは、何も積み上がっていない現実だった。
やめることで、ようやく自分を許せた。
これは、僕なりの終わらせ方だった。
「勝てばすべて、負ければゼロ」──FXが持つ過酷な現実と、僕が伝えたい“問い”
FXは、努力が報われる世界ではなかった。
どれだけ真剣に取り組んでも、結果が出なければ何も残らない。
勝てなければ、すべては“無かったこと”になる世界だった。
僕は負けた。
そして、その代償として6年間という時間を失った。
今、もしあなたが迷っているなら──
「どこまでやるか」「いつ終わりにするか」
その問いを、曖昧にしたまま進まないでほしい。
「あと少しで勝てるかもしれない」
そう思いながら、同じ場所をぐるぐる回っている人にこそ、
自分に問い直してほしい。
“自分は、いつ決めるのか?”
それが、この最終話で僕があなたに贈りたい、たったひとつの問いです。
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